菊芋のとり方
菊芋は血糖値を抑えたり、糖尿病の予防に効果があるとされる菊芋は中性脂肪を増えにくくし燃焼させやすくする効果があります。
菊芋の1日の摂取量
気になる生活習慣病の予防に効果を発揮する菊芋は毎日の食生活に是非取り入れて欲しい野菜です。生菊芋であれば1日100g程度、皮ごと食べることをオススメしています。
豊富な栄養素
食べるインスリンの異名を持つ菊芋ですが、その役割を果たしているのがイヌリンと呼ばれる食物繊維です。イヌリンの働きにより、糖や脂肪の吸収を抑えやすくしてくれます。
イヌリンはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも吸収しやすくしてくれるので、骨粗しょう症の予防にもつながります。
ポリフェノールやセレンと言った抗酸化物質も持っており、イヌリンが体の糖化も抑えてくれるのでアンチエイジングにも効果を発揮してくれます。
また亜鉛やビタミン類も含まれており、美肌効果も期待できます。
さらに、カリウムも豊富に含まれているため、利尿効果により、体内の余計なナトリウムも排泄してくれます。
調理法
菊芋はそのまま生でも加熱しても食べることができます。サラダに入れても大丈夫です。味はゴボウに似ていて、食感は梨に近いとも言われています。
和え物、炒め物、焼き物、煮物、汁物、揚げ物と、「この調理法は栄養素が無くなるからダメ」と言ったような調理法は特にないので自由度が高いと言えます。ただし、抗酸化作用を発揮したい方は1度加熱することをオススメします。
レシピサイトでもさまざまな調理法が紹介されているので覗いてみるのも良いかもしれません。菊芋ブックでも菊芋レシピを公開しています。
菊芋を取り入れることで注意すべき点
菊芋は初めて食べる方は少量から取り入れることをオススメしています。初めての方が食べるとお腹が張ったり臭いオナラが出すぎたり、お腹が緩くなってしまいます。
菊芋には食物繊維が多く含まれています。この食物繊維は腸に届くとフラクトオリゴ糖に変わり善玉菌の餌となるのです。そのため、整腸作用があり便秘改善につながります。腸内環境が良くない方が菊芋を取り入れると、より分かりやすく善玉菌が働くため、お腹が張り臭いオナラが出る上、お腹がゆるくなったりするのです。
これは菊芋を続けることで腸内環境が整い、次第に症状は出なくなりますので、最初のお腹の変化に驚いてやめてしまっては損です。恐れずに続けてみましょう。
また、食後の血糖値を抑える成分「イヌリン」は収穫して土の中から出してしまうと、菊芋自体の酵素によって分解されイヌリンが減ってしまいます。
収穫時期によってもイヌリン量が変化するため、血糖値をコントロールする目的で菊芋を食べるなら収穫してすぐ食べることが一番おすすめです。
※10月11月に収穫した菊芋の方が、2月に収穫した菊芋よりイヌリン量が豊富なことが調査で分かっています。
とるならサプリメントが楽チンです
新鮮な菊芋を毎日100gとるのは至難の技です。その上、菊芋は冬の間しか収穫のできない食物なので常時手元に置いておくことは困難です。
サプリメントやパウダー、お茶ですと季節関係なく菊芋が取り入れることが出来ます。菊芋のサプリメントやパウダーを選ぶ際は、収穫してすぐ加工しているものを選ぶとよいでしょう。
おすすめの菊芋サプリランキングも参考にしてみてくださいね。
ただし、サプリメントで摂る場合、腎機能に障害のある方は、カリウムをとりすぎてしまう場合があるので、取り入れる前にお医者さんに相談しましょう。
また、健康になるためには軽い運動も大切です。運動+菊芋で健康な体を目指しましょう。