肩こりの原因は「スマホ巻き肩」かも!?セルフチェックと対策法

最近なんだか体がだるい、肩が凝って仕方がない…そんな症状ありませんか?それはもしかしたら「スマホ巻き肩」が原因かもしれません。

スマホユーザーが増えて激増しているという巻き肩。今回は巻き肩が起こすデメリットやセルフチェック法、巻き肩による肩こりの対策法をご紹介いたします。

 

スマホ巻き肩って?巻き肩によるデメリット

スマホやタブレットなどを長時間操作していると、猫背だけではなく肩が前に丸まって内側に入った状態になってしまうことが多くみられます。

これがいわゆる「巻き肩」と呼ばれるもの。

スマホを使用することでおこる巻き肩は肩こりや首を前に突き出す「ストレートネック」も引き起こされている場合が多く、顔のむくみやくすみ、肩が丸まることで胸の筋肉を圧迫して呼吸が浅くなる、自律神経が乱れる…などのさまざまな不調をもたらします。

 

巻き肩セルフチェック

巻き肩になっていないか気になる方はセルフチェックをしてみましょう。ご家庭でも簡単にできるチェック法をご紹介します。

  • 正面からチェック
    一度鏡の前に立って気を付けの姿勢をしてみましょう。手の甲はどのように見えるでしょうか?
    手の甲が正面をむいているあなたは要注意。肩が内側に入った巻き肩の状態だといえます。
  • 壁に背中をつけてチェック
    普段の姿勢のまま壁に背中をつけてみましょう。あなたの肩は壁にくっついていますか?肩と壁の隙間に2本指が入る方は巻き肩の状態になっています。
    3本以上入る方は要注意、重度の巻き肩だといえるでしょう。早めの対策が必要かもしれません。

 

巻き肩の対策法

巻き肩は一度クセがつくとなかなか戻りにくい厄介なもの。固まった体を正しい位置に戻しながら、巻き肩による不調を血流アップで改善しましょう。

自宅でできる簡単ストレッチ

  1. 肩まわし
    かたまわし
    同じ姿勢によって固まった肩甲骨をしっかりほぐしましょう。
    両手の指先を肩(鎖骨の終点)に置き、肘を大きく回します。回す時は腕だけではなく、背中の肩甲骨からしっかりと動かすイメージで回すのがポイント。
    外まわし10回・内まわし10回を基本に肩まわりが温かくなるまで行うと効果的です。
  2. 肩甲骨よせ
    肩甲骨よせ
    肩が前に丸まった状態をほぐすには肩甲骨をよせながら胸を大きく張る動きが有効です。
    両手を外側にむけて開き、胸を張りながらゆっくりと上を向いて10秒静止しましょう。
    このストレッチはストレートネックの固まった首にも効果があるので、デスクワークなどの際にこまめに行うと有効です。

 

血流アップにおすすめのツボ

巻き肩によって血流不良になった肩まわりにはツボ押しも非常に効果があります。

特におすすめのツボはこの2つ。

肩のつぼ

  1. 肩貞(けんてい)
    肩貞は肩こりや首こり・五十肩や頭痛にも効果があるツボ。こりをほぐすことで呼吸も楽になります。
    場所は脇を閉じた際にできるシワの3センチほど上の部分。押すと強い痛みを感じるので探しやすいツボです。
  2. 中府(ちゅうふ)
    中府は小胸筋の部分にあるツボで、スマホやパソコンなど腕を前に出す動作で緊張状態になる肩前面を緩める効果があります。
    場所は鎖骨下のでっぱり(烏口突起)から指1本分下にあります。筋肉が薄いところなので、強く押しすぎないように注意しましょう。

 

どちらもデスクワークや休憩の合間に押すことができます。

肩や首に違和感を感じる前にこまめに押して対策しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はスマホ巻き肩がもたらす不調、またお家でも簡単にできる対策法をご紹介いたしました。

スマホは今では生活に欠かすことのできないもの。無理のない範囲でからだをこまめにほぐしながら、上手に付き合っていきたいですね。