セルライトを撃退?!太ももの筋膜リリース

夏でも冬でも下半身が冷えてブランケットが手放せない。体は暖かいのに、お尻と太ももだけはどうしたって冷たい。そんな症状がある方はセルライト型冷え症かもしれません。

セルライト型冷え症とは

セルライト型冷え症とは隠れ冷え症とも呼ばれ、手足が冷たい末端型の冷え症などのポピュラーな冷え症とは違う「次世代型」の新型冷え症です。

セルライトって?

最近ではよく聞くセルライトですが、太ももをつまんだ時に見えるデコボコです。脂肪や老廃物、水分などがコラーゲンと絡み合って出来るセルライトは、体のどの脂肪細胞よりも頑固で取れにくい存在です。

太っている痩せているに関わらず出来るこの脂肪細胞は、欧米では肥満とは分けて考えられており、お尻から太ももにかけてや、二の腕、ひどくなるとお腹周りでも見かけるようになります。セルライトは何年もかけて成長し、摘まなくても目に見えるようになります。よって、今、目に見えなくてもセルライトが出来ていないという訳ではないので早めの対策が必要となります。太ももやお尻をつまんでみて、とても硬かったり、痛みを感じる方は予備軍である可能性が非常に高いです。

どうしてできるの?

セルライトができる原因は、加齢によるものや暴飲暴食や運動不足や代謝の悪さ、ホルモンバランスの乱れなどからです。

運動不足でいると、全く筋肉が動きません。筋肉を動かさないでいることは、筋膜の癒着を生みます。セルライトも脂肪細胞の仲間なので、そのまま筋膜に癒着しガチガチに固まってしまうのです。代謝が悪いと余計な老廃物は流すことができません、排出されずに滞留してしまった余計な脂肪や老廃物はセルライトとなってしまいます。

生理不順や更年期など女性の体はホルモンに影響を受けています。ホルモンバランスが乱れると、体が冷えやすくなったり、血流が悪くなったり、代謝が落ちる原因にもなってしまいます。そうすることでセルライトが蓄積される一端を担っているのです。

テニスボールを使った撃退法

お尻・もも裏

椅子や床に座って行えるマッサージです。イラストはももだけですが、お尻も同様に行えます。仕事場や自宅でPCを見る時なども行える「ながら」マッサージなので行ってみましょう。

 

前もも・横もも

横ももを行うときは、特に慣れが必要かもしれません。形にこだわらなくても良いので、横ももに当ててテニスボールをぐりぐりすることを意識してみましょう。

いずれもイタ気持ちいい状態でとどめましょう。いきなり圧力をかけてしまうと打撲のようになってしまう場合があります。

マッサージを終えたら、水分をしっかり摂り、リンパに流してあげましょう。リンパマッサージもとても有効です。

セルライトは本当に頑固な細胞

セルライトはとても頑固な脂肪細胞なので、取れるようになるまでは地道な努力が必要です。また撃退するには痛みが伴います。なぜ痛いのかというと、筋膜が癒着しているから。痛みが激しければ激しいほど癒着が激しく、それだけセルライトが頑固に成長しているという証拠です。セルライトが減ってくると痛みも減ってきます。頑張っているうちに冷えが改善されたり、体重にも変化が現れるはずです。

セルライトを取っている最中にも、新たなセルライトが出来てしまいます。そうならないように、食事に気をつけたり、軽く運動も行いましょう。菊芋サプリメントは糖や脂肪の吸収を抑えてくれますので有効です。

また、テニスボールがを使った筋膜リリースは、他にもご紹介しています(首の筋膜リリース・背中の筋膜リリースお腹の筋膜リリース)。全身に行えば、血行が上がりますのでセルライトにも有効です。